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ある検索事例

 
 『リコーダーとその音楽』(エドガー・ハント著、西岡 信雄訳)

 ブークスの「本をさがす」で『リコーダーとその音楽』と入力して検索すると
ヒットしました。発刊年、出版社などから間違いないと思います。
 面白いと思ったのは、裏表紙に10桁のコード「ISBN4-11-830100-8」が記載さ
れており、この番号で検索してみると、「該当する本がありません。」となりま
す。では、アマゾンでは? と検索すると、ちゃんとヒットします。アマゾンの
場合、13桁のコードも表示されますが(「ISBN978-4-11-830100-6」)、頭の接頭
記号「978」と末尾のチェックデジット「8」以外は10桁のコードが生きるので、
こちらが正しいと思います。

 では、ブークスで表示される「ISBN978-4-8906-6260-9」は何ぞや?
 別に書誌データのお勉強ではないので追究をしようとは思いませんが、試しに
アマゾンでこの「978-4-8906-6260-9」を入力してみると、「検索に一致する商
品はありませんでした。」となりました。
 ちょっと怖いと思うのは、ブークスではこの本を注文できるようになっており、
「カートに入れる」をクリックできるようになっています。アマゾンでは古本の
存在しか表示しないので、実際には発注してもキャンセルになるのかもしれませ
んが、出版流通の拠り処となるISBNコードが異なるということは、どちらを信じ
るべきか? という問題に直結します。

 で、現実問題としては「書籍名」のみで何とかヒットしたブークスの表示する
「978-4-8906-6260-9」よりは、実際の入手発注に使える「978-4-11-830100-6」
(アマゾン表示)の方が「実用的」(正しいかどうかではなく)なのかな、と判断し
ます。従って、パーソナルな書誌データ管理にはアマゾンで取得したISBNコード
を採用することにしました。

 なお、ブークス・データの方が正しい(というか現物にあたると合っている)部
分もあり、出版年1985年1月は奥付データと合致します。アマゾンでは2000年の
発行となっており、出版社は全音楽譜となっています。日本ショットはその発足
時は全音楽譜出版社で産声を上げ、その後分離独立しましたから、企画・出版段
階の「発行」と、流通・販売段階の「発売」では捉え方が異なることは有り得ま
す。

 ネット「販売」のアマゾンにしてみれば、「取扱商品」という括りですから、
発注(取次)入荷先が全音だろうが日本ショットだろうが頓着しない、ということ
でしょう。この点を責めることはできませんし、われわれ利用者の「わきまえ」
というところでしょうか。他書のレビューで、「東京南青山のATN出版社の刊
行物なのに、大阪村上楽器の出版物のように扱われている」と指摘したことがあ
りますが、所詮(といっては言い過ぎかも知れませんが)「本を入手する際の参考
にするためのデータベース」という位置付けというか、利用の際にそのデータ集
合体がどんな性格で蓄積されているものかを知って関わるべきということでしょ
う。
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