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データ管理前夜

 
 このブログは、「http://cc.boox.jp/user/show/21925 との連携ブログ」と位
置づけていますが、初っ端の「開設口上」より以前の、そもそも
 「なして誰も読まんような、マニアックなブログを始めたん?」
の部分を記しておきたいと思います。

文献情報管理試行(カード時代まで)

 1960年代後半、ルーズ・リーフのノートがどの文房具屋でも買えるようになり、
「紙をファイルする」という発想を教えられました。B5の22穴バインダーは、
小・中学生の身には何冊も購入できるものではなく、また、ゲージ・パンチさえ
文具店に見当たらない頃は、家庭内ファイリングとしては2穴パンチが実用的に
思えました。

 中学から高校へと進む頃、梅棹忠夫の『知的生産の技術』が出版され、ノート
に代わる「カード」の存在を知ります。
 結局、B6の京大型カードは使いこなすには至りませんでしたが、文献カード
レベルのデータ管理は自分なりにあれこれ試行しました。
・タイプライターを使うと、図書館にある5×3(inch)カードは、挟み込んだ下
 部が、長さ不足ですぐ外れる。B7でいいのではないか。
・雑誌記事の整理に使うと、誌名・掲載箇所(ページ)・連載者の場合第何回か・
 年・月号・等々のアイテムが必要になり、記述すべき項目数が増える。
・カードの分類はどうするか。雑誌の場合別途目次部分をコピーしてファイリン
 グした1冊を作った方がいいのではないか。
などなど、あれこれ考えながら、せっせとカード化した時期があります。

 結局、それらは何かの成果に結実することにはつながらなかったのですが、ど
んな入力データが必要で、検索に有意な項目とは何か、といった「意識」が高ま
ったことが最大の収穫だったのかもしれません。

 その後、アメリカを訪れたときLC(Library of Congress)に行ったことがあ
りますが、1981年頃でもまだ紙の文献カードは現役でしたし(一部マイクロ・フ
ィルムに移行していたりしましたが)、
 「Title index と Author index は作りやすいけど、Subject index は時間が
かかる(気を遣う)」
みたいな話がなされていました。
 NECのPC9800初代機の発売が1982年ですから、まあそんなものでしょう。

表計算ソフト試行(パソコン導入期)

 まだPC9800が圧倒的な地位を得る前、それでもパソコンは、ホビー(趣味)から
ビジネス利用を視野に入れつつ成長をしていたと、30年前を振り返ってもその熱
気を帯びた「意気込み」のようなものを思い出します。
 「ロータス123」が定番となる前、最初に触れたのが「マルチプラン」でし
たが、セルの幅は半角で64文字程度、扱えるデータ(行)は256程度、項目数(列)
も、かつて紙のカードで雑誌記事のデータを扱おうと考えた時の数にはとても足
りないものでした。
 どんな漢字が使えるか、ソート(並べ替え)はどんな具合に? などなど、それ
でも便利な部分もあって、あれこれいじくりました。
 当時は、123が98,000円、管理工学研究所の「桐」も同じ価格だったと記憶
します。パソコンの性能が上がるにつれ、徐々に扱えるデータ量も増えて、256
列8,000行などというレベルになると、ちったあ「マシな」使える道具になって
いました。

文字コードの悩みなど(現在)

 幸か不幸か、ワープロ専用機というものを使ったことがなく終わったのは、実
にこうした手元の書誌データをパーソナル管理したい、という出発点があったか
らだと思います。
 ただ、項目数・データ量はそれなりに不足ないレベルになったものの、欲は果
てがないというか、不自由を感じていたのが文字コードやフォントの存在でした。
 まだ好景気で「独身貴族」などという言葉が生きていた1980年代半ばから、欧
米の楽譜をずいぶん取り寄せたのですが、そのデータをパソコンに入力して蓄積
してみたら、1990年代半ばでその数すでに3,000件以上。
 気になっていたのが、ウムラウト(ドイツ系)やアクサン(フランス系)などの表
記のこと。併せて日本語の本字・正字や異体字のこと。ユニコードへの期待や、
それを扱えるツール類(エディタなど)、またそれを表示できる UTF-8 対応ブラ
ウザの整備など、Windows Vista 発売の2007年1月以後も JIS2004 が素早くは
広まらなかったことを考えると、ここ2・3年、つまり2010前後の正に今現在が、
やっと「使える文献データ」を整えていく環境になってきたという感じでしょう
か。

 つまり、若い頃から一貫して、情報の把握や整理・管理には尽きぬ興味があり、
さりとて図書館情報学のような一般専門でなく、一方ではメインの分野はあくま
で音楽であり、ということなのです。
 ブログという手段は、フリーリーで修正・挿入・項目追加・等々の自由度が高
く、出版などと違いリーズナブルで、読者の方との双方向性も確保され、なかな
か楽しそうです。
 ただ、チェック機能が自己責任になってしまうので、軽率な記載・著作権への
配慮などが自戒事項としてつきまといます。
 でも、「一歩を踏み出さなければ始まらない」わけで、読んでくださる方のご
指摘やご意見にも誠意をもって向き合いながら、

 これまで試行錯誤で身に付いた「あれこれ」を振り返る

意味もあって臨もうと考えたわけです。パソコンとの付き合い方なども含めた、
折々に出会った知識なども、覚書程度にメモれば、きっとそれを役に立つと思う
方も一人や二人はいらっしゃるかも知れません。
 古文書と JIS に含まれない漢字をパソコンで扱うノウハウを解説したHPや、
ヨーロッパ文学で欧文書体を扱う必要から、ユニコード対応エディタの比較評価
をしているHPなどはあるのですが、音楽を中心にした諸々のノウハウに触れた
サイトというのはあまり見受けられないように感じていた折、何となくこちらか
ら発信をすれば、それに反応するサイトとのつながりもできるか知らん? とい
う希(ねが)いもあります。

 タイトルは、「音楽」では間口が広すぎ、「音楽文献」では論文などのわりと
「堅い」イメージが拭えず、「音楽資料」では漠然としている感じなので、最近
は CD-ROM などのメディアによる「出版」も定着していますから、やや長いので
すが「音楽文献資料」としました。語が3つつながると検索の際のヒットも一致
する語の確率が狭められ、そこそこ上位にランクされるようです。

 さて、いったいどんなブログになることやら……。
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